この二日間は、第38回目となるボランティア・スクールが開催されました。
私が在校生であったころから、毎年絶やすことなく行われてきたこのスクールは、「車いすと仲間の会」の方々にお世話になりながら、私たちがどのようにして、障がいをもっておられる方々に寄り添うことができるのかを知る大切な時間です。そして、その方々と共に、クリスマスを楽しくお祝いするという本校独自の行事です。
この二日間に私たちの学びの機会を支えて下さる方々は、障がいをもつ方々と、その援助をされているボランティアの方々、そして、創立当初からずっと私たちのよき指導者でいてくださっている「車いすと仲間の会」代表の中井さん、これらの方々の同伴によって、私たちのボランティアスクールは、毎年豊かな恵みと気づきに溢れます。
一概に車いすを使用されていると言っても、歩行が困難、肢体が不自由、あるいは、発話が困難な方々もおられ、ニーズは様々であることも学びます。ですから車いすを操作する方法を学ぶことだけに留まらず、発話が困難な方とコミュニケーションを行う様々な独創的な方法も学びます。すなわち、このスクールは、私たちにとって、自分たちのいつもの視点から、新しい視点を学ぶ機会、他者の側に立って自分を変容させる機会を与えるものだと思っています。
透明ボードを用いてのコミュニケーション支援の練習です |
車いすの操作方法を学んでいます |
皆とクリスマス前、待降節のミサにあずかりました |
皆でパーティーを楽しんでいます |