2014年6月12日木曜日

ミクロの世界の血潮の流れ

本日5限は、中学2年生の理科の授業を見せて頂きました。
本日のテーマは「ヒメダカを使った血液の流れの観察」。大きめの試験管に入っているヒメダカを、チャックつきのポリエチレン袋に少量の水と共に移動させ、その尾びれに顕微鏡レンズをフォーカスさせて、じっと凝視します。先生が電子黒板上で、鮮やかにデモストレーションされるのを、食い入るようにみる生徒たち。さあ、実際にやってみると小さな袋にお魚を移動させるのだけでも一苦労。でも、顕微鏡の焦点を合わせ、注意深く観察し始めると、どうでしょう! 鮮やかに、小さな小さな流れが見える!流れに乗ってうごめいているさらに小さな粒状のものが血球だと知った生徒たちが感動の声を上げています。思わず、「私も見せて~!」と、たくさんの顕微鏡を覗かせてもらいました。それぞれに異なる顕微鏡で観察するメダカの尾びれは、それぞれ微妙に異なる黄金色に輝いていました。そこに見える血潮の流れを通して、小さな「命」の存在感を知りました。メダカたちは、クラスの生徒たちの数だけ、一生懸命彼女たちの知のストレッチに貢献してくれました。本当にありがとう!お疲れ様!水槽に戻って、尾びれや背びれを伸ばしてゆっくり休んでくださいね。