今日は、本校の全教職員対象の、キリスト教教育研修会第一日めでした。明日まであります。様々な角度から、「ノートルダム教育」を考えるこの研修会で、午前中、本校の理事のお一人、溝部脩司教様のお話を伺う機会に恵まれました。司教様は、サレジオ会の管区長や理事長を歴任されています。ですから、キリスト教を真髄とする教育について、深い思いと情熱をもってこれまで歩んで来られました。
司教様のお話には、私たちのこの教育共同体が、神と社会に対して誠実であるよう、絶えず成長していくためのヒントが豊かにありました。諸宗教、特に仏教と、そのコアなところで共有できることを知らせる様々な例をお話くださり、私たちがそのような共通の信仰心を持って、謙虚に教育現場に立つことの大切さを確認しました。教育は方法論ではなく、存在論だと言われました。すなわち、常に、「私はどうあるか?」「私はどのような心で人と接するのか?」を問い続けることは、人を育てようとしている私たちの現場においては何よりも大切なことと言えるでしょう。
ありがとうございました、溝部司教様!